ワーママ、30歳で畑始めました!

2020年30歳になるワーママです。30の節目に週末農業はじめました。畑のこと子育てのこと、ゆるっと綴っていきたいです。

なぜ農家になりたいの?地方ワーママ、脱サラを考える。その①

こんにちは!そっこそっこです。

結婚して4年。現在、乳幼児を二人地方で育てています。

主人と一緒に「就農する」志を持って、ゆる〜く週末農業しているところです。

 

今回は、「なぜ農家を目指すようになったのか?」複数回に分け書いていきます。

第一弾の今回は、「農家になりたいと思ったきっかけ」です。

 

農家になりたいと思ったきっかけは大きく二つあります。 

 

 

一つ目は、主人です。

私の実家は、私たちが住むマンションから車で40分ほど離れた農村にあります。

実家には、両親に子供を会わせ、畑の野菜をもらうために週に一度遊びに行くのが日課

実家からの帰り道、田園風景を眺めながら、主人はいつも「農家になりたい…」「野菜を育てたい…」と呟いていました。

この呟きに対して、私はというと、これは月曜日からの仕事が憂鬱で、サザエさん症候群の一つに違いない…と思い、うんうん、そうだねーと聞き流していました。

しかし、主人の発言を繰り返し聞くうちに、これは現実逃避のためではなく本当に農家になりたがっているのではないか…?と思い始めたのです。

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主人は超安定の企業に勤めています。給料は安いですが、安定度は公務員級です。

(まぁ今のご時世何が起きるかわからないので一生安泰はないとは思いますが、)「俺は、職が安定してるから大丈夫!」と思って世の中をみくびることなく、将来のリスク管理をしている主人を尊敬し、彼の志を応援したくなったのです。

 

 

二つ目は、子どもです。

大学生の頃、都会に憧れ何度か東京に出かけていました。

見上げれば、空高くそびえる首都高。辺りは地平線の彼方まで続くビルと道路。

視界に入る緑は、人工的に植えられた綺麗な植木ばかり。

こ、こ、これはまさにコンクリートジャングル。

ここに住む子供たちは土を触らずに大きくなるのか?野菜が土で育つのを知っているのか?と心配になり、ちょっと不気味な気がしました。

そりゃ植物や生物、自然に対する価値観変わるよなと田舎娘は思ったのです。

 

そんなことを感じてから数年が経ち、母親になり、子どもを畑で遊ばせるようになりました。

やっぱり子どもにとって畑って非常にいい!あの時感じた思いと今も同じです。

おばあちゃんと虫を探したり、爪を黒くして雑草取ったり、両手いっぱいに野菜を収穫したり。

畑作業の中でのいろんな刺激が彼の中に刻まれます。

土の中にはたくさんの生き物が住んでいて、その土で野菜は大きくなる。

子どもは、自然と共存して生きていくことを理屈なしに覚えていきます。

畑は最高の子育ての場なのです。

 

 

 

私にとって、今の生活は当たり前の日常で、幸せだ!と全身で感じることはなかなか難しいです。

でも、畑があると、主人の将来を見据える姿だとか、子どもが畑で自然と触れ合う姿をみることができ、もの凄く幸せを感じられるのです。

これも畑のおかげ。畑ばかりの環境で育った私にとって、畑のある暮らしはとても居心地が良いものなんだと気づくようになりました。

 

そして畑を仕事にしている農家に対してもポジティブな気持ちを持つようになったのです。

 

ある日、いつものように「農家になりたい〜」と呟く主人に、

「じゃあ農家になるの考えてみる?」といつの間にか口にしていました。